●「健康経営」の定義
「健康経営」とは、「従業員の健康保持・増進の取組みが、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践すること」です。(「企業の『健康経営』ガイドブック改訂第1版」経済産業省、平成28年4月公表)
●「健康経営」の必要性
企業の永続的発展のためには、「人の健康」(身体的健康・精神的健康・社会的健康)と、「企業の健康」(財務強化、相続対策、後継者問題)の2つの健康が必要不可欠であり、「健康経営」への具体的取組みと、それによる具体的成果が求められます。
●「健康経営」の主なメリット
① 求職者は「健康経営」を求めていることがデータから判明しているので、優秀人材の確保に繋がることが期待され、また「健康経営」に取組む企業では、離職率が低いこともわかってきていること。
② 「健康経営」への取組みは、企業の地域における「企業イメージUP」に繋がると同時に、行政からの「認定表彰制度」や所定の「ロゴ使用」、金融機関からの「優遇金利」などのインセンティブも増えてきていること。
➂ 「健康経営」への取組みは、「働き方改革」や「SDGs」への取組みにも繋がるものであり、「社会から求められる企業」としての評価を得ることが期待されること。